謎に包まれた教員のお給料…
誰もが人生の中で関わったことのある” 教員 ”という職業。その教員のお金事情をご存じでしょうか?
教員の初任給っていくらくらいなんだろう…?
と、気になる方もいると思います。実際に、職業を選択する上で重要な要素の1つが「お金」ですよね!
今回は実際に教員として働いている私の給料を例に、初任の方、教員志望の方、学生の方に向けて具体的な教員1年目の給料事情をお伝えできればいいな、と思っています。
〈 プロフィール 〉
- 小学校特別支援学級担任(中学経験有)
- 教員6年目 20代
- 特別支援×業務効率化×資産形成で心・時間・お金にゆとりを をモットーに配信中!
くわしいプロフィール・これまでの経歴はこちら↓
勤務条件の確認
上記の通り、教員の給料は、様々な条件で変わるので、当時の私の勤務条件を確認しておきましょう!
- 新卒(23歳) 1年目
- 公立中学校勤務
- 関東地方
- 車通勤(通勤時間15分程度)
- 運動部担当(月の休みは1~2日)
- 配偶者、子供なし
かなりハードに働いていました…。次は実際の当時の給料を見ていきましょう!
実際の給料は…?
実際の給料を見ていきますが、個人情報や自治体への影響を考え、実際の給料から数百円単位は省かせていただいております。ご了承ください。
初任給支給額
気になる初任給の支給額(手取り)は…
ズバリ!190,000円です!!!
大学生のアルバイト時代から考えると大躍進!!
具体的に見ていくと、
総支給額
総支給額 | 226,000円 |
控除額 | 36,000円 |
支給額(手取り) | 190,000円 |
- 総支給額 … 教職員調整額、地域手当、教員特別手当 込み
- 控除額 … 所得税・共済短期掛金・厚生年金掛金・新共済年金掛金
初月だったので、通勤手当&特殊勤務手当(部活動など)は支給されませんでした!(この月の分は次の5月の給料に入ります)
1年目 各月の支給額(手取り)
次は、各月の支給額(手取り)について見ていきましょう!
私は中学校勤務で運動部を担当していたので、部活動の頻度や時間によって各月の支給額が変動しています。
月 | 支給額(手取り) |
4月 | 190,000円 |
5月 | 210,000円 |
6月 | 185,000円 |
7月 | 183,000円 |
8月 | 174,000円 |
9月 | 167,000円 |
10月 | 178,000円 |
11月 | 184,000円 |
12月 | 214,000円 |
1月 | 187,000円 |
2月 | 193,000円 |
3月 | 200,000円 |
でした!
長期休み中は部活動も特殊勤務に該当しません。なので、長期休みの次の月(8月、9月、1月など)は露骨に給料が下がっていますね…。
そのときは「これだけ働いて16万円台か…。」と落ち込んだ記憶があります(笑)
そして、教員の給料は『 年齢 = 総支給額 』 という認識でいいかな、と思います。そこからどんどんひかれていく形ですね。(もちろん条件によって変動はあります)
1年目のボーナス
次にボーナスについてです!
ボーナスは基本的に年間2回(6月終わりと12月中旬)にもらえます!
6月終わりにもらえる1回目のボーナス…。その気になる支給額は…
ズバリ!116,000円です!!!
ボーナスなんて意識していなかったので、ものすごくうれしかったのを覚えています(笑)
ただ、これはほんの序の口…。働き始めてすぐのボーナスなので、満額ではありません!
2回目(12月中旬)にもらえるボーナスは満額です…。気になる支給額は…
ズバリ!416,000円です!!!
生きててよかった!!!!!!
12月はウハウハしていました。気持ち的には世界一の大富豪でした。(気持ち的には)
そして、当時の私は調子に乗って散財してしまいます。その翌月、クレジットカードの請求額を見て、一般市民であることを思い出すのでした。
お金がすべてではないですが、モチベーションの1つ。ボーナスがあるのは公務員のいいところだな~と、あらためて思います。
まとめ 給料は悪くない!ただ…
初任給&1年目ボーナス編をまとめると以下の通りです!
- 初任給は190,000円
- 1年目の月の手取りは167,000~214,000円
- 6月のボーナスは116,000円
- 12月のボーナスは416,000円
新卒の給料としては悪くないのかな~
という個人的な印象です。
ただ…当時の働いていた時間で計算すると、時給は500円を下回ります。また、年間1回、昇給もありますが、大きな変化がなければ月7000~8000円程度の昇給です。
国には、
- そもそも多すぎる業務の改善
- 給特法(いくら働いても残業代が出ず、月の4%だけ給与を上乗せされる法律)の改善
に期待します。
それと同時に、個人でできることも進めていきたいと思います。
具体的には
- 家計の見直し
- 制度の活用(NISA、idecoなど)
- 資産形成に関する知識の獲得
教員の資産形成の有利な点についてまとめた投稿はこちら↓
これらをフル活用してお金と心にゆとりをもち、子どもとの関わりに専念していきましょう!
気になる経験年数による昇給についての投稿はこちら↓
コメント
コメント一覧 (2件)
もしかして先生って部活動に参加している時間は時間外手当ついてないんですか?、、、
興味深く記事を拝見しました!
なかなかシビアな状況ですね😥
先生方の自己犠牲でなんとか成立していることがよく理解出来たような気がします😖
先生方には無理せずに頑張って欲しい!と願うばかりです🥰